クイック目次
食材をいただくのは嬉しい?面倒?
日常生活で人との関わりがあると、自ずと何かをいただいたり、贈ったりが交わされることは珍しくないと思います。
私は、自分が作った料理で人を笑顔にしたいので、料理の出来上がりがいいと、つい好きな人に食べてもらいたくなります。
受けとった人は喜んでくれていると信じていますが、実際のところ分かりません。
自己満足の世界です。
私も、いただいた食材に対して、喜んだり、喜べなかったり。
でも最近は、食材をいただくことに対しての考え方が変わり、とても感謝できるようになりました。
私の調理の腕前次第で活きるのです!
いただき物で一番多い物は、旬の野菜や果物です。

季節を感じることはできますが、いただく時は大量の時が多いです。
我が家は、皆食べることが好きで、私も料理をすることが好きです。
それを知っている人が、食材があり過ぎて食べきれない時に、我が家に持ってきてくれます。
大量でも、持ってきてくれる気持ちが嬉しくて断ることができず、受け取っていました。
もったいない精神が強い私は、今後の料理に使えるよう、下処理に多くの時間を費やします。
家計は助かるけど、時間が・・・。
そして、頑張って料理したけど、子どもが残したものをずっと食べていた私。

(メリット) チャレンジレシピが作れる
買った物・・・(メリット)使いやすい・必要な量・好みの野菜を選べる
途中、いただき物がきつい時期もありました。
買った方が楽なんじゃないか・・・。
いただき物や、子どもの残り物ばかりを食べていると、自分が安い・価値のない人間に思え、その反面、いただいた人には、感謝しないといけないと思う複雑な気持ちです。
「大量」にいただくのがいけなかったのか・・・。
もったいないと、消費するのに一生懸命だったのがいけなかったのか・・・。
義母からの「いただき物」
自分が、安い人間と思っていたネガティブ思考の時に、義母が拍車をかけてきます。
夫の実家に行った時は、義母は帰りにいろいろ持たせてくれます。
買い物が好きな義母は、たくさんの食材を買ってきては、自分が食べきれない物・必要でなかった物を私にくれます。
今まで義母からいただいた物の中で、一番衝撃的だったのが、お正月の雑煮のためにとったトビウオの出汁ガラです。
「あなた料理するでしょ。」と言われ、持ち帰りましたが、「生ごみ」です。
衝撃過ぎて、絶句です。。。
そういう物をあげる義母の感覚がおかしいのか、私は「生ごみ」をもらうに値する存在なのかと、悲しくなりました。
また、義父母が作った小さいサイズのさつま芋。
自分たちが食べなくても、腐る寸前まで手元に置き、怪しくなってきた時に、我が家にやっとくれるのです。
義母にとって、我が家は「残飯処理なの?」と思ってしまいます。

●乾燥で割れたあんこ餅の冷凍⇒水につけてふやかし、小さく切って、あんこを加え、コトコトにてトロっとさせたあんこ餅〈長い間の冷凍で餅の部分の一部はボソボソした硬いかたまりのままなので、食べる時によけます。〉
●間違って精米せずに炊いた玄米。白米モードで炊いたため、かたい芯が残ったまま。⇒もち麦をたし、もう一度炊き直しました。
●傷んだブドウの水分の多いジャムもどき⇒種がきちんと取り、砂糖とレモンを加えて煮詰める。
等々
さつま芋をもらって唯一良かったことは、夫実家の廊下のさつま芋の段ボールを置いていたスペースが空き、通りやすくなったことです( ̄▽ ̄;)
一生懸命に専業主婦をやっているのに・・・。
大量にいただいた食材は、手をかけて、飽きさせないよう料理しました。
完全に専業主婦だった当時は、いただき物はとても家計が助かり、有難かったです。
美味しく料理ができた時は家族が喜んで食べてくれ、私も嬉しい気持ちになりましたが、その料理が一つも残っていなかった時は、すごく腹立たしくなりました。
そんな時、私のは母のことを思い出しました。
母は、いつも一番最後に食事をしていました。
そんな母の姿を見て育ってきたので、母親とはそういうものだと思っていましたが、いざ、その立場になってみると、怒りを通り越して虚無感です。。。
私がお礼を言っていただいてきたのに、結局は家族のため、家計のために調理して、いい物は食べられ、残り物が私の分。
ちょっと違うかもしれませんが・・・我が家の収入が、夫のお給料だけだった時、頑張ってやりくりして美味しい物を作っても、家計に余裕が無くなると私が責められる・・・この時と同じ気持ちのような。
【私がいただいてきても食べていない。家計を預かっているけど、私自身は使っていない。】
ちょっと理解しにくいですかね( ̄▽ ̄)”
完全な専業主婦の頃、家庭で起こった事は、全て私の責任でした。
私が働き出し、夫と話し合いを重ねた今は、随分改善されています❀❀
私の実家からの定期便
私の実家からは、季節を感じる荷物が定期的に送られてきます。
恒例なのは、お彼岸とクリスマス。他は、美味しい物が手に入った時です。
定番の母手作り料理 ●あんこ・きなこおはぎ(お彼岸) ●赤飯
●タケノコご飯(春) ●ハンバーグ
●唐揚げ用魚(下処理・調味済)
他のいろんな食品 ●乾物(昆布・わかめ・海苔) ●子どものお菓子
●かんころ餅(さつま芋の餅)
●チョコレート(クリスマス)
等々。
前回は、高そうなハチミツが入っていました。

母から届く荷物を、とても楽しみにしています。
なぜなら、母は我が家のみんなが喜ぶものを、必ず送ってくれるからです。
私たちを喜ばせたいという気持ちが、とても嬉しいし、伝わってきます。
お正月に、実家でヨーグルトを食べようとしていた時のやりとりも、こんな感じでした。
私:「お母さん、ハチミツないの?」
母:「そんな高価な物はないかな。」
私:「この前、私に送ってきてたハチミツを、お母さんが食べればよかったのに。」
母:「いい物だったから、あなたに食べさせたかったのよ❀」

私への想いを感じ、心がとても温かくなりました。
高価なものではないけど、実家の両親や兄妹から、心のこもった贈り物をいただいていることは、すごく幸せだと思っています。(●ˇ∀ˇ●)
気づき
自分が母親になったこと、親が歳をとったことで、何でもいただく立場から、贈る立場に変わりました。
しかし、私や我が家を想っての贈り物は、やはり、とても嬉しいです。
食べ物を最後まで大事に食べ切った時は、何とも言えない充実感です。
夫の実家からのいただき物は、無理せず、食べられないものは処分できるようになりました。
物をいただいていますが、気持ちをいただく。
そう思うと、以前より増して、いただく時の感謝の気持ちが大きくなりました。
いただく相手がいるということは、誰かとつながっているということ。
「いただける」って、本当に感謝です!!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

