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子育て本は参考になるけど、あくまで参考。自分は自分。
子育てにマニュアルがあったらいいな、と思いませんか?
マニュアルがあったら、「子どもを産む」という重い責任が、少し和らぐかもしれません。
人によっては、心から子供好きで、マニュアルなんていらない人もいるのかもしれませんが、私は「子どもを産む」ということに、力が入るタイプでした。
マニュアルではありませんが、子育て本は真面目な私にとって、とても参考にはなりました。
私は、長男を産む前から子育て本を読み、乳幼児期の知識を蓄え、子育てに対する心構えをしていました。
卒乳やオムツ外しなどの目安となり、良かったこともありますが、それが順調にいかないと不安になりました。
初めてのことなので、心に余裕がないし、子育てを楽しめていませんでした。

子どもの成長といっても、「体の成長」と「心の成長」があります。
「体の成長」は遺伝的なものも大きく、体の成長と共に出来るようになっていくものが多いです。
だから、「体の成長」はゆっくり見守っていればいいと思います。
しかし「心の成長」は、起こった出来事に対して、その時どう思って、どう対処したか。
この繰り返しで、成長していくと思います。
・子どもに起きる出来事は、その子それぞれ。
・その出来事に対して、どう思うかも、その子それぞれ。
・その出来事に対して、どう親が対処するかも、親それぞれ。
いろんな要素が相まって、子どもの人格形成が行われます。
それぞれの個性がある子どもたちと私と夫。
当然、かみ合いません。。。
しかも、夫と私の実家の教育方針が全く違うので、私の言ってることが夫には通じません。
それぞれみんなが、同じ一つの事を話しても、返ってくる言葉も違うし、心への響き方が違います。
私はそれに気づいた後は、諦めの境地に至り、通じないことに腹を立てることは少なくなり、どう言ったら心に響くか、いろんなパターンを試すことが楽しくなってきました。
もう何でもアリです!!
いつの間にか子育てで心が鍛えられ、ストライクゾーンが広くなったんだと思います。
ここまでの気持ちになるのに、ずい分年月がかかりました( ̄∇ ̄;)
子育て本からの卒業。私らしくでいい!!
子どもは意思を持っていて、尊重してあげなければなりませんが、子ども自身で責任は取れません。
子どもを許容範囲で尊重し、見守り、導くことを心がけています。
子どもが自分で判断できるようになるまで、親がサポートしていかなければなりません。
しかし親も人の子。 間違いもあります。
だから、親も時には自分を客観視し、子どもと会話して、判断する。
その時その時で、一生懸命考えて、子どもと一緒に出した結果なら、後悔はないと思います。
【親が判断しなければいけないこと】
夫の幼い頃の話です。
当時4歳だった夫は、義母の歯磨きの仕上げを拒否したそうです。
それを鵜呑みにした義母は、その後仕上げ磨きをしなくなったそうです。
予想できますが、夫の奥歯は治療跡の銀歯でいっぱいです。
以前、私が一緒にいる時、その話になりましたが、義母は「あなたがそういったから仕上げ磨きをしないようになったのよ」と悪びれる様子もなく、言いました。
まだ、歯の大事さも分かっていない幼い子どもの判断なのに、まともに受け取るなんて、無責任だと思いました。
義母は昔の人なので、歯が大切という教育を、されていなかったのかもしれません。
私は小学生から中学生にかけて、歯の矯正をしていました。
両親は、歯医者さんにした方がいいと言われたので、私の将来も考え、矯正をさせてくれました。
ブラッシング指導を受けたりしていましたが、当時の私は歯の大事さなど理解できず、歯磨きも丁寧にできなくて、奥歯は虫歯だらけになってしまいました。
この経験から、子どもたちには歯を大切にすることを伝え、3ヶ月に1回は検診に連れて行ってます。
我が家の子どもたちは、上の子2人だけ、一か所ずつだけしか歯を削ったことがありません。
少しの失敗やダメージはいいのですが、取り返しのつかないことが分かっているなら、親として回避しないといけないと私は思っています。
健康でいるには、歯は大切です。
我が家のポリシーに「歯を大切にする」があります。

【親として見守っていたこと①】
引っ越しの繰り返しで、物心ついた子どもたちは、友達ができるまでは不安な気持ちでいたと思います。
引っ越し直後に嫌な思いをしていたことを、後で聞いたこともありました。
子どもたちが、ツラい環境にいることを知っていながら、見守るだけしかできない自分。
あの時はすごくツラかった。。。
でも、それを超えたら子どもたちが一歩成長すると思い、見守りに徹していました。
その後は、それぞれ友達もでき、楽しい学校生活になりました。
途中、転校生が来た時は、当時の自分を思い出すようで、どの子も転校生に声を掛けていました。

【親として見守っていたこと②】
部活動や学習面など、子どもが失敗した後を、見守っていました。
部活動で試合に負けた時は、子どもが日ごろから努力しているのを見ていたので、親としてもすごく悔しかったです。
でも、その後、悔しい思いが糧になっているか、その様子を見るのが楽しみでした。
もし、何も気づいていない場合は、次につなげるように促します。
気づいていないときは、気づかせればいいのです。

【親として見守っていたこと③】
私が外出して帰りが遅くなり、子どもから「お腹すいた~。料理してもいい?」と電話があった時のことです。
料理の練習はしていたものの、まだ子どもが小学生だったので、私が家にいない時はさせていませんでした。
でも、電話がかかってきた時には、包丁の使い方も覚えたし、揚げ物以外はさせても大丈夫だと思い、「いいよ」と許可を出しました。
帰宅すると、とても美味しそうなチャーハン・卵焼き・焼いたウインナーが食卓に。
子どもがやりたいという意欲があることは、いろいろやらせるべきだと感じました。
私の都合で「危ないから」とか「心配だから」といって、子どもの意欲を欠いたり、せっかくの経験の場を奪ってはいけないと気づきました。
その後から、私がいない時は、自分たちでご飯を作って食べています。
我が家の子どもたちは食欲旺盛なので、知らない間に揚げ物もするようになっていました( ̄∇ ̄;)
子どもたちが、いろんなことを出来るようになったので、私の負担が軽くなってきています。
私は子育て本に助けられましたが、それが全てじゃなかったと感じています。
本を読んで役に立ったことは、予防接種や病気に関することでした。
これは理解しておかないと、子どもの命に関わります。
みんなそれぞれ個性があります。
そして、子育てする私にも個性があります。
それぞれの家庭環境や方針も違います。
だから、子育て本を参考にしつつ、それぞれ自分がいいと思う子育てをすることが、一番だと思います。
お母さん・お父さんが笑顔で子育てしていることが、子どもにとっては何より一番いい環境ではないでしょうか(~ ̄▽ ̄)~❀

