クイック目次
部屋を持っていなかった専業主婦の頃。
結婚後、夫と二人暮らしをスタート。
家全体が私の空間でした。
誰でもそうだと思いますが、夫と一緒にいるだけで楽しく、いつも話せる環境が嬉しかった。
しかし、子どもが生まれてからは、そういう理由にもいかなくなりました。
子どもの生活リズムと、夫の生活リズム。
この2つの生活リズムに、私が合わせるのみ。
子どもが小さいと、私が1人になる時間なんてありません。
その頃は、日常生活をこなすので精一杯だったので、何の疑問も抱きませんでした。
子どもが大きくなるにつれ、子どもの勉強部屋が必要となってきます。
子どもによっては、部屋を与えても片づけもせず、勉強もしない。
環境を整えても、無駄な場合もあります。
その頃の私は、長丁場の子育てで疲れており、一人になる時間を作らないと、乗り越えられないと思っていました。
子どもの就寝後に勉強していたこともあり、私の部屋がほしいと夫に主張しました。
誰よりも長く家で過ごすのに、自分だけの空間が無いのは、どう考えてもおかしい。
我が家のだいたいの主導権は、私が持っているので・・・( ̄▽ ̄;)、念願の私の部屋を手に入れることができました。
現在は、仕事も在宅ですることがあるし、私の部屋は必須です!!
私の部屋なのに・・・自由じゃない。
家事・子育ての傍ら、勉強する日々。
机にはいつでも勉強できるように、学習道具を広げていました。
二級建築士の設計製図試験に向けては、大きな手本を広げる時もあり、スペースが必要でした。
自分が前進する作業をし、それに加えて自分の物に囲まれた空間は安心します。
両親より結婚する時に買ってもらったドレッサー、学生時代に貯めたお金で買ったコンポ、お気に入りの洋服、お気に入りの本、学生時代より使っている製図の道具、習字道具。
本当に部屋にいるのが大好きです。
いざ勉強していると、子どもや夫に呼ばれ、中断するのくり返し。
なかなか集中できず、イライラすることも多々ありました。
子育てする中、逃げ場がほしくて自分の部屋を手に入れましたが、理想の部屋使いとは大きく異なっていました。
それは、夜だけは「夫の部屋」となり、夜の大事な時間に、自分の部屋を気兼ねなく使うことができなかったのです。
- 夫の部屋が無く、仕事の勤務時間が日によって違うから別に寝ないといけない。
- 夫の完全な睡眠の確保。
- 子どもの夜泣き・病気の時等、夜中も見守りが必要。
- 冬は子どもに布団をかける。
夜中に勉強する間でも夫が寝ている時は、部屋の電気は消しつつ、電気スタンドは明るさ弱。

音を立てないように気を遣いました。
どうして頑張って勉強しているのに、申し訳ない気持ちになってしまうんだろう・・・と思いながら。
この状態は夫が転職するまで続きましたが、夫の仕事形態・子どもがある程度大きくなるまでは、仕方がなかったと思います。
自分の空間が持てたことだけでも、進歩しました。
一般家庭の常識?部屋を持てる定義とは?
夫が転職。
夫の意向で、夫実家傍に引っ越し。
私はここぞとばかりに、完全なる自分の部屋を主張しました!
結果は大成功!!
嬉しいかった~ヾ(≧▽≦*)o
部屋は死守したものの、私にとって新境地での生活は、ゼロからのスタート。
とてもツラく、部屋が完全な逃げ場となりました。
子どもたちが早く馴染めるようスポーツクラブに親子で参加、子どもたちが学校に慣れるか不安、夫実家とのやり取りの疲れ、夫実家に馴染めず口論、引きこもるようにブログの構築・投稿、仕事探し、体調が不調とツラい環境のオンパレード。
自分の部屋が唯一安心できる場所となり、ツラい環境を乗り越えることができました。
在宅での仕事や勉強・ブログ作業をするために、部屋が無くてはならない状態までもってこれました。

しかし、はたから見れば、ただのパート主婦。
知り合いからは、夫が部屋を持たず、私に部屋があるのにビックリされます。
世の中の多数の家庭では、収入のある夫が部屋を持っている傾向です。
(そういえば、私のママ友には自分の部屋を持っている人はいませんでした。)
私の周囲だけかもしれませんが・・・。
お給料が発生していないからって、専業主婦の労力はただじゃないし、専業主婦の仕事を当たり前のように考えてほしくない。
夫が安心して仕事ができて、子どもも育っているのは、専業主婦の私が家庭の仕事をしているからです。
専業主婦は部屋を持てないなんて・・・おかしい。
そんな世の中の傾向に、何とも言えない憤りを覚えましたが、我が家で私は部屋を獲得できた!
我が家は我が家のやり方でいいし、人に何を言われても気にしない。
世の子育て中の専業主婦の方々に逃げ場がありますように・・・と願いつつも、各家庭の事情があると思い、怒りを収めました。
自分の居場所は、自分で居心地よく作り出す。
部屋が欲しくて欲しくて、家族に反論できない環境を、時間をかけて作りあげた私、エライ!!
まだ、ベットも欲しいし、本棚がもっと大きい広い部屋がいいな・・・という願望があります。
それを現実にするために、努力するのみです❀
子どもたちの部屋争奪戦!
私が部屋を持つと、我が家の完全な個室は残り1部屋。
勉強をする人(読書・絵を描く・工作でもOK)優先です。
思春期の子どもは、部屋が必要な時期とは知って言いますが、やはり頑張る人を応援したい!
兄妹の間で「長幼の序」(生まれた順には意味があり、年上を重んじる)は大事ですが、我が家の部屋決めには通用しません。
次男は、勉強があまり得意ではなかったので、家を出るまでずっと完全な部屋はありませんでした。
それでも、次男本人は納得していたので、最近まで一緒に暮らしていました。
「頑張る人の邪魔をしてはいけない。応援しよう!」が私の口癖。
残り1部屋は・・・下2人(3番目と末っ子)の勉強部屋になっています。
末っ子は1人部屋が欲しくて仕方ないようですが、勉強の実績がまだありません。
「結果を出せば考えるよ」と伝えると、ちょっとやる気になってるような・・・。
3番目の長女は、高校生。 勉強しないといけないので部屋の優先度は高いですが、成績を上げて死守しないといけません。

また、「自分の過ごす環境は、自分で作ってほしい」と思っています。
例えば、欲しい家具がある場合、その家具の価格・サイズ・目的・メリット等を、出資者である私と夫にプレゼンテーションする必要があります。
熱意を行動に移すことを、してほしいからです。
行動しないと、何も始まりません。
我が家は、今のところ、引っ越しする予定はありませんが、子どもが本気で頑張る姿を見せてくれれば、私も本気で工夫して何とかするつもりです!
でも、考えるのは、まだ先でいいようです❀

