望まない引っ越し・・・。孤独だったけど、たくさんの経験ができ、今は感謝しています❀

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海岸に積み重なった石

逃げ場がない・・・。子育てしながら、ずっともがいていました。

私は結婚後、夫が転勤族だったため、6回引っ越しをしています。

子どもが生まれてからも転勤は続き、逃げ場のない状況で子育てをしていました。

夫は仕事で忙しく、家事・子育てを1人でやっていました。

1人目の長男が、小学校高学年になるまで、家事・子育てを全力でしていました。

当時は、イベント毎に手の込んだ料理と、部屋の飾り付けを作っていました。

子どもたちを喜ばせたい一心でしたが、いつの間にか義務のようになり、子どもたちは喜んでいても、キツさが上回る状態になっていました。

いつも、子どもたちが最優先だったのに・・・。

自分自身のことを考える時間も無く、ひたすら子育てをやってきましたが、いつからか、前進したいという気持ちが湧き出てきました。

子どもの頃、習っていた習字。

まだまだ自分の字に自信が持てずにいたので、とりあえず、通信教育で習字を再開しました。

しかし、練習に集中したくても、子どもがいると邪魔されることが多く、その状況にイライラし、子どもを叱ってしまう・・・。

これではいけないと思い、1年間は続けたものの、途中断念。

時期ではなかった。

書道の筆

「挑戦しては断念する」のくり返しを、どれだけしたことか・・・。

やらなければならないことが多すぎる時期ではありましたが、「きちんとやらなければならない」という強迫観念にかられ、やりたいことも力が入り過ぎていたように思えます。

いい母親像を作りあげ、そこに自分を当てはめる。

周囲から認められるような、いい母親になりたかった。

でもその反面、そんな取り繕った私自身、楽しいわけがありません。

やらないといけないこと・やりたいことが多すぎて、キャパオーバー。

常にイライラして頭痛が頻繁あり、心身ともに疲れていまいした。

こんな私だったので、「子育てを楽しむこと」を理解するまでに、とても時間がかかりました。

子育てでも、自分のことでも、幾度となく失敗をくり返していました。

こんなグダグダな中でも、自分が前進することを諦めきれなかった。

そして、子どもを早く寝かしつけた後、勉強をすることに決めました!!

夜は、帰宅が遅い夫の夕食の後片付けはあるし、翌朝は、朝食とお弁当作りで早起きしなければならず、夜の勉強時間は限られていました。

でも、少しづつ知識が増えることで、私の希望が膨らんでいきました。

お酒を飲んだり、ダラダラとドラマも観たかったけど、何より心が満足していました。

子育てしながらの転勤先での仕事探し。「不採用」の連続です。

家計のことを考えると、子どもがある程度大きくなったら、働かなければならないと思っていました。

子どもの幼稚園は、延長保育ができる幼稚園を選び、いつでも働き出せる体制を整えていました。

しかし、子どもが幼くて、時間の融通が利かない・スキルが無い・転勤族といった理由で、いい働き先は見つかりませんでした。

「不採用」の連絡を聞いては、自分自身が否定されたように思え、落ち込んでしまいます。

悲しんでうつむいている女性

頑張って子育てして、働こうともしているのに、私は認められない・・・。

こんな悔しい思いを、数多く経験しました。

働けない現実に、すごく不安を感じていましたが、そんな時でも、子どもたちはどんどん大きくなっていきます。

どのタイミングだったのか、考え方が180度変わり、成長の過程を見守れたことは、幸せなことだと気づきました。

少し生活が苦しくても、工夫しながら、一緒に過ごせて良かったと思っています。

働き先が無かったという現実。

求人のタイミングなどもありますが、働くためのスキルが自分にないことを痛感しました。

そんな悔しい思いを重ねたことで、私の勉強への意欲は、強いものとなっていました。

それからの努力の積み重ねで、二級建築士の資格を取ることができ、今の仕事を手にしました。

「悔しい思い」は決して忘れず、糧にする。

人生の教訓を見つけました!!

これまでの経験で気づいたことは「感謝」です。

悔しい思いをしていたものの、子育てが「楽しい」と気づけたことは、とても良かったと思っています。

私には、まだ子育てする時間が残っています。

でも、充実した今の心境になれたのは、沢山の失敗・チャレンジ・努力の積み重ねでした。

つらい経験の数だけの気づき。

転勤で引っ越しをくり返す中、孤独になり、自分と向き合う時間が多かったのも良かったです。

その土地その土地での風習・環境を楽しみ、時間はかかりましたが、いい人たちと出会えました。

子どもたちは、自分の意志とは無関係に、与えられた環境で、自分の居場所を作っていかなければなりません。

不安な経験を、何度もさせてしまいました。

そんなツライ境遇でも、4人の子どもたちは、誰一人不登校にならず、頑張ってくれました。

(不登校になった時の対応も考えていました。)

子どもたちは、思春期に転校することで、家族の存在を大切に感じたようです。

私も、見守ることを意識したことで、子どもたちと心がすれ違うことも少なく、家族の絆が強くなったと思います。

女の子が1人で登校している

引っ越しで培ったもの。

それは、私と子どもたちの溜まった経験値です。

ツラかったけど、良かった~(●ˇ∀ˇ●)

子どもたちには、いろんな経験・失敗をくり返して、視野を広げていってほしい。

また、夫の転勤でツラい状況に追い込まれると、ずっと夫を攻めていました。

転勤に一緒に行かざるを得ない状況のようで、やはり最後に決断したのは私自身。

自分に責任を持てていなかったことも、反省しています。

たくさんのピンチはあったけど、今の自分になれたこと、子どもたちが素直に育っていること、今までの境遇に「感謝」です!!

オルビスユー


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さくら

さくら

4児の母。事務員2年→専業主婦→扶養内パート主婦→パート・業務委託(現在)
趣味:料理(手抜き・節約)、音楽鑑賞(SnowMan・クラシック)、読書
特技:習字

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